蒐集せよ!カブでダムカード第2次遠征

ダムカード集め

第1次遠征のあらすじ

広島県備後・備北地域のダムカード8枚を制覇し、記録を動画にして投稿したものの、第2次遠征以降もこれを続けるのは負担が大きすぎて動画での記録を断念したみのて。今回からブログで記録を残すと決意。第2次遠征は尾三地域~東広島~呉・広島のダムカードを集めて行きます。

1.御調ダム

1基目は広島県初の自然調節式のダム、御調ダムです。1986年完成の重力式コンクリートダムです。自然調節式のダムは新しいダムに多い気がするので、堤体がここまで苔生しているとちょっと新鮮です。ダム周辺にはみつぎグリーンランドというアウトドア施設があったのですが、西日本豪雨で被災後は復旧されることなく休止したままです。園内は草茫茫で土石流が流れたあともそのまま……。

2.野間川ダム

栗湖と書いて「まろんこ」と読むなかなかナウい読み方をする貯水池を持つダムです。真っ白な堤体からわかると思いますが、完成年2013年と新しい重力式コンクリートダムです。もちろん自然調節式のダムでもあります。この時期は非常に寒かったこともあって雪が残っていました。因みに「栗湖」という名前はダム周辺に残る栗の木と弘法大師にまつわる昔話が由来です。ダムへのアクセス路ですが、御調町野間集落から野間川ダム直前にかけて広島県道375号吉田丸門田線が狭隘な険道であるため、運転に自信ニキ以外は久井町方面からの訪問をおすすめします。なおこれにて芦田川水系のダムは完全蒐集となります。

3.椋梨ダム

ここから沼田川水系、ちょっと古いダムです。1969年完成、洪水吐にラジアルゲート2門を持つ重力式コンクリートダムです。

灰色の堤体に赤いラジアルゲートが映えます。個人的に惹かれたのはラジアルゲート巻き上げ用の配線で、ゲートに動滑車を付けてワイヤで結びドラムをモーターで巻き上げるようなっていますが、ワイヤ調整のために船用C型ソケットを間に噛ませてターンバックルが付いています。ターンバックルってワイヤの張り調整をするためのものなんですが、大重量がかかるためか規格品ではなく恐らく特注でかなりがっしりした枠になってます。古いダムだとこういう構造が露出して見えるのがなかなか好きです。露出してる分劣化が速かったり、ワイヤの張り替え作業とかあったりするんでしょうけど。

4.仁賀ダム

再び自然越流式のダム、仁賀ダムです。2012年完成と新しめの重力式コンクリートダムです。椋梨ダムからだと福富ダムの方が近いと思いますが、本日の目的地の一つ、高瀬堰の立地が悪く、椋梨ダム→福富ダム→仁賀ダム→野呂川ダム→高瀬堰とルートを組むと呉~高瀬堰が混雑する市街地の移動に時間かかりそうなため、椋梨ダム→仁賀ダム→野呂川ダム→福富ダム→高瀬堰と移動したほうが移動時間を省略できそそなので一旦竹原・呉方面に進路を取ります。

5.野呂川ダム

野間川ダムと似た名前ですが、誤植ではないです。ややこしいですね。1976年完成の重力式コンクリートダム。年代相応の朱色のローラーゲートを持つダムです。椋梨ダム以上にシンプルな作りです。ラジアルゲートではゲートの重さを軸とワイヤで分担できるためか椋梨ダムでは片側2本のワイヤで引張上げてしましたが、野呂川ダムのローラーゲートでは全重量をワイヤで引き揚げるため、片側6本もワイヤが取りまわされています。滑車は鋳鋼でしょうかね。

6.福富ダム

道の駅が近くにあり、広島~三原を下道で移動するなら広島県道33号瀬野川福富本郷線を利用することが多いので、道中立ち寄りやすいダムです。私が芦田川河口堰の次によく訪れているダムです。
ダムは重力式コンクリートのクレスト自由越流式……いわゆるゲートレスダムですが、ここまで大きいと没個性的で味気ないとは感じません。やはり大きい分、圧倒されるからですかね。ダム資料館のような見学施設はないものの見どころは多いです。この日はダム貯水池内でとんど祭りをしていたようでした。その奥の白い建物が見えるのは道の駅です。

7.高瀬堰

広島市内にある可動堰です。(国際的にはダムの扱い)。魚道や舟通しがあるのが特徴かと。付近は混雑エリアなのでダムの写真を撮って退散。芸備線が堰のすぐ脇を通っており、時たま列車の通過音がしますが、堤防のため全く見えません。

8.梶毛ダム

本日最後のダムは西風新都のすぐ脇にある自由越流式の重力式コンクリートダム、梶毛ダムです。
西風新都からすぐに歩いて行けそうな立地にありますが、ダムの左岸が行き止まりのため堤体上から西風新都へ通り抜けできません。西風新都とダムへのアクセス路は天然記念物の「神原のしだれ桜」があるため、わずか100メートルほどの区間だけ道を拡幅もできずそこだけ裏道のようになっています。

本日のまとめ

出発が遅かったので魚切ダムまで行く計画だったものの、梶毛ダムで時間切れとなり8枚の蒐集となりました。途中野呂川ダムで昼休憩時間にぶち当たり1時間ぐらいダムで待ちぼうけしたり、後半は時間的に余裕がなかったので昼飯抜いてマグロの用に走りっぱなし。自宅着は22時ごろでもうぐったりでした。日帰りなら帰宅時間も考慮に入れてまだ他のダムを訪問できる時間でも途中で引き返すのがよさそうです。カブで訪問してるから移動時間が長くなるのもあるので、高速道路使えれば多少は楽になるかもだけどね。西に行ったので次は東へ向かいます。

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