越美北線で九頭竜湖へ1(修正中)

旅行記
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正月明け、困っていました。
帰省するとき、使った青春18きっぷが3回分余っていました。
旅行代理店でわざわざ5回分ある新品でなくて、金券ショップで2回分のものを買えば良かったものを…
残りがもったいないので行けそうな場所を考えてみました。
1.若桜鉄道と津山機関区
因美線と若桜鉄道の本数が少ない、
智頭急行で特急の利用が必要、
第三セクターの利用で追加料金が多い、
いっぺんに回ると見学時間が少なくなりすぎる、
以上から却下。
2.紀勢本線一周
始発で出て帰ってくるのは終電近い、
待ち時間多い、
却下。
3.名松線
JRよりも近鉄の方が便利がいい、
却下。
なるべくJRだけで行けて、帰りが夜遅くにならないところで、行きたいと思ったのは
越美北線でした。
桜井寛の著書『日本列島鉄道の旅』を小学生の時に読んで以来、何かと心に引っかかる路線でした。
この機会にせっかくなので、行先は越美北線にしました。

さて、計画を立てるのですが、私はこういう時本の時刻表を使います。
今はJTB小さな時刻表派です。
前はJR時刻表を使っていましたが、同じ情報量で価格が500円以上安いので今はJTB小さな時刻表を使っています。少々みずらかったですが、もう慣れました。
で、本題の行程です。
行く日は1/6-8のいずれか1日です。
京都には6時半には着けます。そこからどうするか悩みました。
京都からこのまま繋いでいくとこうなります。
京  都  631—近江今津  735 1804M
近江今津  813—越前花堂  943 4843M
越前花堂 1254—九頭竜湖 1419 727D
・・・
越美北線の列車は福井発908九頭竜湖行725Dのあとは福井発1250九頭竜湖行727Dまでありません。
なんとかして725Dに乗れないかと考えます。
結論として京都から敦賀まで特急を利用することにしました。
こうすれば、
京  都  659—敦  賀  757 4001M『特急サンダーバード1号』
敦  賀  806—越前花堂  900  235M
越前花堂  913—九頭竜湖 1049 725D
・・・
追加で自由席特急券と乗車券で¥2730の出費になりました。
乗車券はあえて京都から南今庄まで買って学割を効かせました。
でも、これで725Dに乗れます。
1/9 6:30ごろ

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やってまいりました京都駅!
露光時間の設定を間違えてひどいことになってます。
設定し直して撮影したのがこちら↓

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4番線の端っこから神戸方の眺めです。
4番線に停車中なのは新三田行各駅停車。
向かいの3番線に停車している117系は6:31発近江今津行。
この電車を見送って0番線で6:59発の『サンダーバード1号』金沢行を待ちます。
その間0番線にはこいつがいました↓

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『スーパーはくと1号』の運用で山科方の引上げ線に入るため信号待ちをするHOT7000です。
米原方は非貫通だったのですが、倉吉方は貫通型で中間にも貫通の制御車が連結されていて制御車比率のやたら高い編成でした。このあと『サンダーバード1号』に乗って敦賀へ向かいました。

8:00頃 敦賀到着!
祝日でしたが、部活に向かう高校生があわただしく降りてくる程度には人がいました。

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右にちらっと写っているのがここまで乗ってきた『サンダーバード1号』。左に停まっているのが235M福井行でこれに乗ります。
越前花堂まで乗りましたが、雪はたいして積もっていなかった感じでした。今庄のあたりだけ雪国といった趣でした。そのとき車窓を眺めながらふと思ったんです。折角特急まで使って越美北線の一本早い列車に乗ったんだから、とんぼ返りするのはなんかもったいないと。時刻表を見れば、次の列車まで三時間半ある。どこか行けるところはないか?九頭竜湖ってダムあったよな、ダムカード配布してるはず。でも祝日は休みなんじゃ…
調べたところ、ダムカードを配布している九頭竜ダム管理支所は土休日も開いとるじゃん!グーグルマップだと行くのに徒歩で一時間半、帰りは一時間十五分ぐらい。何とかなりそうな気がしたので、九頭竜ダムまで行くことにしたのです。
注:ダムカードは国土交通省と独立行政法人水資源機構がダムのことを広く知ってもらうために各地のダム管理施設で配布を始めたカード。今は、都道府県や発電事業者のダムで配布しているところもある。
9:30越前花堂に到着!

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駅名は”えちぜんはなんどう”。”ん”が曲者です。駅舎全景↓

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駅構造は3面3線で無人駅です。左が越美北線と北陸本線の連絡通路、右が乗り換えのための案内図です。越美北線に乗るには改札を通ってホームに入ってからこ線橋を渡り2番線で引き返して、連絡通路を通ります。ちょっと混乱します。バリアフリーに対応していないので乗り換えは大変でしょうが、この駅に停まる列車はすべて福井へ直通するのであまり問題にならないのでしょう。

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越美北線のホームにやってきました。無人駅なので当然ながらここでも後乗り前降りでした。列車を待つ間、福井鉄道の踏切の音が聞こえてはいましたが姿は見えませんでした。

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左が福井方、右が九頭竜湖方です。ホームに面していない奥の線路は貨物駅の南福井駅の引上げ線です。

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やってきたのはICHIJODANI DISCOVERY PROJECTのラッピングをした2両編成でした。先頭車両は九頭竜湖行、後の車両は越前大野で切り離して折り返し福井行となります。乗車の時折戸のバスドアを手で押してあけてくださいと指示されたものの、もたつきました。15人ぐらい乗っていましたが、ほとんどが鉄道マニアのようでした。途中で乗ってきたのは美山でたったのひとりでした。
越前大野までの乗車中に思ったのは、徐行区間が少ない事でした。徐行区間は3か所くらいだったと思います。もう一つ面白い、と思ったのは越前薬師から計石牛ヶ原間にある花山トンネルまで京福バスと抜きつ抜かれつを繰り返していたことです。機関車トーマスのバスのバーティーとトーマスとの競争を思い出して自分ひとり興奮していましたw。調べたところこのバスは京福バス大野線の55系統905福井発ヴィオ行で一乗谷から花山トンネルまで越美北線と一緒に足羽川に沿い、大野盆地に入ると越美北線とは別れつつも越前大野駅を経由して、郊外のショッピングモール『ヴィオ』へ向かいます。越美北線の列車よりも5分先行するダイヤですが、この日は5分ほど遅れていたため列車とのレースが見れたようです。京福バスと別れ花山トンネルを抜けて大野盆地に入ったときの写真がこれです。

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トンネルを抜けるまではそこまで雪は積もってなかったのですが、ここにきてようやく雪国に来たぞといった感じになりました。ですが、反面これでダムに行けるんか?といった不安も感じていました。

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