電車でDとは
ゲームの電車でDはWindows向けの3D電車バトルゲームです。鉄道を舞台に深夜にD仕業と呼ばれるレースを行っていきます。実在する営業路線と鉄道車両をモデルにして、頭文字Dのパロディでゲームを行っていきます。このゲームには基になった「電車でD」という同人誌があります。この同人誌版の電車でDはサークル「〇急電鉄」のきよ〇様が制作されている頭文字Dを基にした二次創作マンガです。きよ〇様は頭文字Dなどの二次創作マンガを制作なさっている方です。その中でも電車でDは1999年にコミックマーケットで第一巻の頒布が行われました。それ以降コミックマーケットを含めコミティアなどの同人誌即売会やオンラインでの頒布をなさっています。2020年末では巻数は50巻を数え、総集編も8巻出ている息の長い作品です。この同人誌版電車でDをサークル「地主一派」が3Dゲームとして頒布したのが、このページで紹介している電車でDというゲームなのです。制作サークルの地主一派では他に真夏のあきはばら物語2 Web版や極上Ragnarok 〜神話からお笑いへ〜を頒布しています。
電車でDの世界観
電車でDの世界観はほぼ車が電車に変わった頭文字Dです(笑)。頭文字Dの登場人物たちが、クルマの代わりに夜な夜な深夜の終電後に鉄道路線で電車を使ってバトルをしています。有名なところだと阪急や東急、特急だとスカイライナーや南風というのも登場します。電車に詳しくなくても楽しめますし、電車に詳しければ、運転する列車に熱が入って一層楽しめると思いますよ。なお電車にDの世界を特徴づけるのは複線ドリフトを中心とした現実世界ではあり得ない運転技術ですw。線路をまたいで運転する複線ドリフト、空中を飛び越して追い越す土讃線スペシャルライン、人力で車輛を傾けてコーナーを素早く抜けるセルフ振り子などとんでもない技が出て来ます。話が進むにつれてこうした技を駆使しないと勝てないバトルが中心になっていくので、技術がインフレしてる感じはちょっとありますね。
電車でDのゲームについて
ゲームは現在5種類頒布されています。古い順にLightening Stage, Burning Stage, Climax Stage, Rising Stage, Shining Stageとあります。電車でD界隈ではそれぞれ順に、LS, BS, CS, RS, SSと略すので、略しながら紹介してますね。
LSは一番古いゲームでスペックの低いパソコンでも遊びやすいと思います。ただ、画面サイズが小さい、ほかのバージョンとはかなりゲームの仕様が違う、BGMの変更ができない、対戦相手が変更できないなどほかのバージョンと比べると癖があると思います。ゲームの仕様として片輪加速がゲームを左右する大きな要素で、ドリフトをする必要があまりない点が最大の特徴かと思います。ゲーム内でイベントを起こすためにドリフトをする必要があるのですが、車両にもよりますが、速く走るためにドリフトをする意味はあまりありません(異常なスピードでぶっ飛ばすなら別ですよw)。むしろコーナーではドリフトをせずに片輪走行による加速をしたほうが効果的な気がします。片輪走行というのが、とても繊細でかなりやりこみ要素があります。他人と同じ走りを再現するのが難しいところがありますが、細かいやりこめる要素は一番強いバージョンでしょう。
BSはほぼ今の電車でDと同じゲームシステムになったバージョンです。片輪走行がなくなり、ドリフトの強さ(ドリフトしたときにどれだけ加速するか)が重要な要素になっています。BS自体でドリフトが必要なポイントは少ないので、ゲームクリアのためにはそこまで重要ではありません。後部複線ドリフトという技やBGMの変更、相手車両の変更がこのバージョンから可能になりました。画面サイズも720pに対応し、低画質高画質の切り替えもできるようになっています。鉄道で人気のある京急の車両も登場するなど面白いので、とりあえず電車でDで遊んでみたい人はこの体験版から遊んでみたらどうでしょうか?
CSはそこまで追加要素はないです。ライトニングフルノッチという一瞬で急加速を行うゲームシステムが追加されたくらいでしょうか(なお体験版には未実装)。細かい部分ではいくつも使用変更がなされています。ゲームシステムで追い越されると負けというルールのあるバトルがあったりします。またゲーム自体が重くなったので、非ゲーミングPCで遊ぶとかなりもっさりとします。
RSでは今までゲームの舞台が関西中心でしたが、中京の名鉄や関東の東武鉄道が登場します。ゲーム要素では片輪ドリフトという線路をまたがないドリフトが出来るようになっています。あとは画質が1980に対応しています。このバージョンの最終バトルは最高難易度で車両によっては勝利できない事態になったりしますね。
SSは最新のバージョンでゲームエンジン自体が変更になりました。画質も大幅に向上しましたが、要求スペックももちろん大幅に上がっています。バトルの勝利自体はドリフトなどを多用すればそこまで困難ではないです。これまでに登場した車両に色々なギミックを仕込んだアップデートが随時行われています。SSの動画で電車でDを知った人でしたらこれから始めたらいいのではないでしょうか?
電車でDの購入方法
LSからRSはゲーム・サウンドトラック含めてメロンブックスDLやDLsiteからダウンロード販売で購入することができます。SSはゲームのパッケージ版を同人ショップで購入するか、DL版をメロンブックスDLかDLsiteで購入できますSSのサウンドトラックは著作権の関係でDL販売できないため、曲が欲しい人はCD版を同人ショップで購入してください。Amazonなどで高額出品されていますが、同人ショップなら定価で購入できます。ECサイトの高額出品で購入するのはオススメしません。
なお購入後、インストールが済んだら、地主一派様のホームページ『同人ゲームサークル 地主一派(サーバー移転先)』を検索してそこからLS~SSの修正パッチを導入してプレイするようにしてください。追加のBGMや車両で遊べないばかりか、クリアできないゲームがあったりするためです。
ザックリとした紹介でしたが、よい電車でDライフを!
コメント