
第3次遠征のあらすじ
第3次遠征では高梁市~吉備中央町~真庭市方面のダムを巡りました。今回は備中地域北部のダムを巡ります。
1.小阪部川ダム

福山市から井原・成羽・備中を越えてカブで3時間、やっと到着できるダムです。深山幽谷な立地にあり、完成こそ戦後ですが、着工は戦時中という歴史あるダムです。平日限定のカード配布で、土休日は河本ダムなど他のダム管理所でダムカードを受け取ることができます。
ダム建設にあたり工事軌道が敷設されたようで、見つかりませんでしたがその痕跡がきになるところです。
2.河本ダム

中空重力式コンクリートダムという、堤体内が空洞になっている珍しいタイプのダムです。メリットは使用するコンクリートを減らせる点ですが、構造が複雑になるというデメリットがあり、構造の複雑さによるコスト>コンクリート使用量増大によるコストとなった現代では建設されることはありません。ダム下流からは重力式コンクリートダムと見分けがつかないですが、渇水期にダム上流のから観察すると堤体がところどころに凸っと膨れた独特な形状をしています。この日は満水位に近い状態だったため残念ながら見ることはできませんでした。ダム上流をさかのぼって行くと布原駅まで行けそうな雰囲気がありますが、それにチャレンジするのはまた別の機会にします。
3.三室川ダム

途中で折れた直線が特徴の自然調節式の重力式コンクリートダムです。ダム湖予定地内にたたら製鉄を行っていた遺跡があり、ダム建設時に管理所近くに移設され保存されています。
管理所は無人のためダムカードは千屋ダム管理所か河本ダム管理所で配布になります。

4.高瀬川ダム

広島・鳥取県境に近い自然調節式の重力式コンクリートダムです。周囲には温泉やレストランがあります。ここも管理所は無人のためダムカードは千屋ダム管理所か河本ダム管理所で配布になります。
5.千屋ダム

以前に楢井ダムという装飾にこったダムを訪問したことがあると思いますが、ここの装飾はそれ以上です。規模の大きな重力式コンクリートダムでダム堤体がかなり高く見えます。管理所は有人で、建設に国道付け替えや集落移転が大規模に行われてそうです。ダム資料館も併設されていますが、小規模です。
6.菅沢ダム

ダムカード集めも備後・備中を制覇していよいよ伯耆へ進出です。伯耆一つ目のダムは菅沢ダム。ツーリングサポーターで検索するとダム左岸を通すルートで案内してきますが、通行止めなので実際は通行できません。国道を走っていると管理事務所の案内標識があるのでそこからダムへ行くことができます。ダム資料館も充実しています。ちなみにダム湖沿いの国道上に話題になった「巨根橋」があるのもここのダムです。
7.朝鍋ダム

今回のツーリングで訪問するか否か一番悩んだのがこのダムです。ダム管理所は無人につき、配布しているのは賀祥ダムの管理所。賀祥ダムまで30分くらいかかるため朝鍋ダムに訪問してから賀祥ダムまで行くと配布時間に間に合わない可能性があったため、ここに行くか布部ダムに行くか迷っていましたが、菅沢ダムに想定の時間より早く着けたため、管理所の配布時間に間に合いそうだったので朝鍋ダム→賀祥ダムと訪問するルートを取りました。
なお朝鍋ダムは自然調節式の重力式コンクリートダムです。
8.賀祥ダム

クレスト自由越流式の重力式コンクリートダムです。自然調節式になるのだと思いますが、完成は1989年と意外と古いダムです。ダム堤体上は一方通行なので注意が必要です。
あとがき
いい加減距離が遠すぎるのでカブで遠征するのことに無理を感じ始めています。できるならウチにいるKLX230で多少自動車専用道路を使って楽したいのですが、KLX230は修理中だったり、減速比を4.25に上げすぎてツーリングすら辛いレベルなのでしばらくはカブ遠征が続きそうです。
次回はちょっと番外編を挟んで、出雲のダムを遠征しようと思います。

これで中国地方のダムカードは84枚中33枚獲得です。
コンプリートまでは残り51枚、増車までの道4割ぐらいまでは来たかなって感じです。
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